ソーシャルディスタンスと情報セキュリティ

最近、スーパーやレストランに行っても、また電車に乗っても、あるいは銀行ATMに行っても、3密を防ぐため左右前後の人とは一定の距離を保つようになっています。所謂、ソーシャルディスタンス。

スーパーでは店外にまで列ができたり、レジ待ちで並んでいる人のため商品棚に近づけなかったり。また、食事をするときも、お互いにそっぽを向いて食事をする、大皿での料理の取り分けはやらない(中華料理店は、どうしているのでしょうか?)など。ソーシャルディスタンスを保つことにより、新型コロナウイルスには感染しにくくなっているとは思いますが。

遠くに離れているからといって、大きな声で話をするのも他の人に迷惑をかけそうで、結局、会話がすくなくなり、無駄な会話はしないなど、情報セキュリティ上も思わぬ効果がありそうです。

一方、本や資料などを相手に渡す際には殺菌するなど面倒な面もあって、必要な情報の交流、活用ができなくなるという弊害も。せっかく入手した貴重な情報を、仲間と共有できないなど、情報セキュリティの一側面、「情報の共有」が損なわれてしまいます。

試行錯誤しながら、結果的に、人々は情報セキュリティにも影響のない(効果のある)新しい生活様式を見つけるのでしょうか。

理事 長野 數利

審査と監査

一般に監査というと第一者監査、第二者監査、第三者監査があります。

第一者監査とは内部監査であり、自社組織の社員やコンサルタントなどの代理人が実施する監査です。通常は会社内部の監査員として、専門に任命して、任命された人物が監査を実施します。第二者監査とは顧客などの会社や組織に利害関係のある団体または代理人が実施する監査です。第三者監査とは外部の独立した組織、これはISO規格の審査会社が実施する審査です。英語の表現は何もAuditですが、第三者監査の場合は“監査”と呼ばずに一般的には“審査”と呼ばれています。

内部監査と審査の違いはどこにあるのかと考えると、内部監査では組織の内部状況やリスクについては熟知しており、ISO規格や内部規定を第三者機関の審査員より熟知しているため、より深い監査を行うことが可能です。ただ、内部監査では、内部監査員のレベルにより残念ながら監査結果にバラツキが生じることや規格に対する網羅性、全体的な組織状況を把握することには課題が多く、第三者監査との違いが明確になります。会社のリスクを明確にするにはやはり第三者監査が有効です。

コロナ感染症の影響で、勤務形態そのものが変化してきており、特に情報の取扱いが会社内での取扱とは違い、自宅やシェアオフィスで行うことになり、情報漏洩の危険性が高まっていると言わざるを得ません。標的型メールへの注意喚起と緊急に自宅へ持ち帰った情報機器の会社ネットワークへ接続される時は必ずウイルス対策ソフト実行を忘れずに!

先づは、今は情報漏えいを防ぐことが重要です。

研究員 西村保廣

快進撃はいつまでも続く?

先日、渡辺明棋聖と最年少タイトル記録を更新した藤井聡太七段の将棋棋聖戦5番勝負第1局が行われた。結果は、期待に違わず藤井七段の勝ちに。本格的な矢倉戦の将棋で、投了までどちらが勝つか分からない力の籠った1戦であった。

藤井聡太七段は、2016年10月に14歳で、5人目の中学生棋士となった。他の4人は加藤一二三九段(引退)、谷川浩二九段、羽生九段、渡辺棋聖など、一時代を築いた(現在も築いている)人たち。残り2勝すると、最年少のタイトルホルダーになり、新たな歴史を刻むこととなる。
それにしても、過去、「中学生棋士はこれが最後」と思われていたが、勉強や趣味、遊び等で忙しい中で、ある適当な間隔を置いて次代を担う若い人々が育ってくることか。

谷川九段の著書「中学生棋士」によると、「生まれながらの才能、天才の家系でなくても天才は育つ」。但し、「日々の積み重ね」が必要とのことで、やはり「努力に勝る天才なし」ということか。

理事 長野數利